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第4回 学校と福祉をつなぐSSWだから見えた 多様な教育実現のために大切なこと
上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科 助教
スクールソーシャルワーカー 横井 葉子 先生
スクールソーシャルワーカーとは、文部科学省が2008年度より「スクールソーシャルワーカー活用事業」を立ち上げたのを機に広められた、学校と福祉をつなぐ専門職。経済的に困窮する子どもの増加や発達障がいなど、子どもに働きかけるだけでは解決できない事柄に対して福祉や制度へとつなぐ重要な役割を担っている。いじめや虐待による悲惨な事件、子どもの貧困問題が取り沙汰されている昨今、子どもを守る人員として注目を集めている。SSWの人材研究に取り組み、自らのSSW現場経験も豊富な上智大学の横井葉子助教にお話を伺った。
第3回 公設民営は「多様な学び」に適した形態 偏りがあると、助けたい子どもを救えない
NPO法人トイボックス スマイルファクトリー 代表理事 白井 智子さん
スマイルファクトリーは、2003年に大阪府池田市から委託を受けた全国初の公設民営型フリースクール。活動は市内の公共施設「山の家」を拠点に、通所、家庭訪問を合わせて常時100名近い生徒に対応しており、その他、地域の不登校、発達障がい等の教育相談では昨年度だけでも8千件を超えた。
第2回 フリースクールの実績に社会が向き合うとき開かれた学校、行政との連携が求められている
NPO法人 楠の木学園 理事長 武藤啓司さん
現在、超党派の議員連盟が成立を目指して動く「多様な教育機会確保法(仮称)案」では、学校外での義務教育を認める場としてフリースクール等も想定されている。フリースクールが改めて注目を集めたのは昨年11月。文部科学省が初めて「全国フリースクール等フォーラム」を開催し、下村博文文科大臣がプログラムすべてに出席するなど、政府が教育改革の重要課題として挙げるテーマとなっている。その後、文科省主導で「フリースクール等に関する検討会議」が今年4月までに計4回実施された。十数名の有識者からなる会議に、フリースクール運営者は4名選ばれている。なかでも楠の木学園は、神奈川県横浜市で20年以上にわたり実績を積んできた、まさにフリースクールの歴史。理事長の武藤啓司さんは、「横浜市子ども支援協議会」の会長も務める。同協議会は市内のフリースクール等の民間団体をまとめ、約10年にわたり市教委との連携を図ってきた全国でも稀にみる実践例だ。そんな武藤さんに、フリースクールをめぐる動き、検討会議について聞いた。
第1回「今日ある命を明日に繋ぐ」現実と基本を捉えた上で「生きる」を見つめる
認定NPO法人 侍学園スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴さん
今年2月から全国の映画館で放映された映画『サムライフ』。原作となった同名著書の著者である長岡秀貴さんは、長野県上田市の認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人」の創設者で理事長を務めています。学園はあえてフリースクールを名乗らず、多様化する教育の中で見逃されやすい基本的な自立や「生き抜く力」の意味を世の中に問い続けています。映画では学校設立までの様子が描かれましたが、本誌では侍学園が具体的にどのような教育方針で運営されているのかをうかがいました。
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